赤ちゃんの誕生は、人生でもっとも嬉しい出来事のひとつ。同時に、「これから教育費っていくらかかるの?」「家計、このままで大丈夫かな?」と、お金に関する不安が一気に押し寄せてくる時期でもあります。
共働きで頑張ってきたご家庭ほど、産休・育休による収入の変化、ベビー用品や医療費の増加など、これまでとは違う家計の動きに戸惑うかもしれません。
そこで今回は、子どもが生まれたら最初にやるべきお金の3ステップを、ファイナンシャルプランナーの視点からわかりやすくお伝えします。今のうちに整えておけば、将来の教育費や老後資金にも安心してつなげられますよ。
ステップ1:家計の「見える化」と固定費の見直し
赤ちゃんが生まれたらやるお金の3ステップ
最初にやるべきことは、家計の現状を把握することです。お金が貯まらない理由のほとんどは「何にいくら使っているかわからない」ことから始まります。
まずは1か月の収支を書き出してみよう
手書きでも家計簿アプリでもOK。収入と支出をざっくり把握するだけで、ムダな出費が見えてきます。特に出産後は、おむつ代やミルク代など新しい支出が増える一方で、外食やレジャー費は減る傾向に。「赤ちゃん時代の家計バランス」にアップデートしましょう。
固定費の見直しで月1〜2万円の節約も可能
以下のような固定費は、一度見直すだけで毎月の負担を大きく減らせます。
- 通信費:格安SIMへの切り替え
- 電気・ガス:新電力プランの比較
- サブスク:使っていない動画・音楽配信サービスの解約
- 保険料:保障内容のダブりチェック(後述)
節約できたお金は、そのまま教育費や将来の資産形成に回せます。
ステップ2:教育費の準備プランを立てる
教育費準備の3つの方法
子育てで一番気になるのが教育費。文部科学省などのデータによると、幼稚園から大学まですべて公立でも約1,000万円、私立中心になると2,500万円以上かかるといわれています。
ただ、これは18年〜22年かけて準備するお金。今から少しずつ積み立てれば、決して怖い金額ではありません。
児童手当は「使わずに貯める」が鉄則
0歳から中学校卒業まで受け取れる児童手当は、総額で約200万円。これを生活費に使わず、別口座でコツコツ貯めるだけで、大学入学時のまとまった資金になります。
NISAを活用した教育費づくり
2024年から始まった新NISAは、教育費の準備にも有効です。長期・積立・分散投資を意識して、毎月1〜3万円程度をインデックスファンドに積み立てるご家庭が増えています。
ポイントは、「大学入学の直前に取り崩す予定のお金は、数年前から現金へ移しておく」こと。投資のリスクを抑えながら、効率的にお金を増やせます。
学資保険は必要?
「学資保険=教育費の王道」というイメージがありますが、近年は返戻率が低めで、NISAなどと組み合わせて検討するのがおすすめです。確実性を重視するか、増やすことを優先するか、ご家庭の方針で選びましょう。
ステップ3:保険と万が一への備えを整える
子育て世帯の保険 必要・不要の整理
子どもが生まれると、保険の見直しを勧められる機会が一気に増えます。でも、必要な保障だけに絞ることが大切。すすめられるまま加入すると、保険貧乏になってしまいます。
本当に必要なのは「死亡保障」と「就業不能保障」
子育て世帯にとって最大のリスクは、働き手に万が一のことがあったとき。特に共働き世帯では、夫婦どちらにも一定の死亡保障や、長期間働けなくなったときの備えを検討しましょう。
- 掛け捨ての定期保険:保険料が安く、必要な期間だけ加入できる
- 収入保障保険:毎月給与のように保険金を受け取れる
- 就業不能保険:病気やケガで長期間働けないときの備え
子どもの医療保険は急がなくてOK
多くの自治体では、子どもの医療費助成が手厚く、入院・通院ともに自己負担が少額で済みます。赤ちゃんのうちから医療保険に入る必要性は低いケースがほとんどです。
まとめ:3ステップで「おうちの未来」に安心を
子どもが生まれたら最初にやるべきお金の準備は、次の3ステップでした。
1. 家計の見える化と固定費の見直し
2. 教育費の準備プラン(児童手当・NISA活用)
3. 保険と万が一への備えを整える
どれもむずかしいことではありませんが、忙しい子育て中に一人で進めるのは大変。「うちの場合はどう組み立てたらいい?」と迷ったときは、ぜひプロの力も借りてみてください。
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